#11 腰掛第1踏切 (大村・樫山間)

今回は樫山駅のすぐ東側にある第1種踏切、腰掛第1踏切です。

今回注目するのは踏切の名前。

「腰掛」ってなんだか不思議な名前だと思いませんか?

この不思議な名前にはある歴史上の人物が大きく関係しているんです。

かの有名な源平合戦、一の谷の戦い(鵯越の逆落とし)前日に源義経がこのあたりを通ったとされています。

このとき休むために腰を掛けたとされる岩が現在も残っており、腰掛岩として親しまれています。

義経が腰かけ、腰掛岩と呼ばれている岩は各地に点在しているようなので特別珍しいというわけではなさそうですが…

 

このとき出会った老婆にはったい粉をもらって食べたことから名前がついた粉喰坂、はったい粉を食べて元気になった武蔵坊弁慶が岩を投げ飛ばしたとされる弁慶の重ね岩など、樫山駅周辺には義経にまつわる史跡が数多く残っています。

この粉喰坂の伝説を基にしたはったい粉のお菓子も販売されているので小野市を訪れた際にはお土産に購入されてはいかが?



というわけでこの踏切の名前は腰掛岩からきているものだ、という話でした。

粟生線沿線には史跡が数多くあります。そういったものも旅の行程に組み込むと楽しいかもしれませんね。

 

腰掛第1踏切(粟64)

第1種甲踏切

樫山駅下車すぐ

 

2018.09.15

 

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