Writer:管理人
昨年9月から長らく入場していたデ1076・1154Fの4両編成が3月に復帰。
車体の塗装に止まらず、かなり大規模なリニューアルを受けているので目につく箇所を1両ずつご紹介します。
全車に共通して言えるのは、化粧板が6000系や6500系と同じ色目の濃い木目調のものになっている点です。床もライトグレーとダークグレーの2色に張り替えられています。
製造から42年が経っているデ1076からもふわっと新車の匂いがするので不思議な気分になります。
転落防止幌もステンレス製の新しいものに交換されています。
デ1076に限らず、デ1070形はこれまで窓がHゴム押さえの乗降扉で統一されていましたが、今回のリニューアルでデ1076からはHゴム押さえの扉は姿を消し、すべてが金属押さえのものに交換されました。しかし、すべて角が丸い窓の扉に統一することはできなかったようで、海側・山側ともに1か所ずつ角がある窓の扉になっています。
ちなみに、角がある窓の扉の下部に銀色の金属帯が入ったのは今回が初めてです。
これまで中間に埋め込まれた1000系列車両の前面貫通扉跡は乗務員室内と同様緑色の化粧板が使用されていましたが、デ1076・デ1153では車内と同じ木目調で統一されています。また、前面種別・行先方向幕の撤去跡もわからなくなっています。
1150系の3両に共通しているのは側窓のHゴム化です。
扉間の3枚あるうち中央の窓はすべてHゴム固定窓化されています。
また、デ1150形の2両はそれぞれ運転台の無い方の側面窓1箇所ずつ、サ1252は神戸方の側面窓1箇所ずつがそれぞれHゴム固定窓化されました。
サ1252には新しく貫通扉が設置されました。
以前から貫通扉が設置されていたデ1150形は窓が小さいタイプでしたが、サ1252には窓の大きいタイプが設置されています。
デ1100形の廃車発生品ではないでしょうか。
車体正面、列車の「顔」の部分にも手が加えられています。
種別・行先方向幕は1360Fなどで採用されている英字併記のものに交換されました。
そしてデ1154にHMステーが取り付けられ、この編成でもヘッドマークの掲出が可能になりました。
足掛けなし、HMステー有りという1500形と同じような形態になっています。
誤解があるかもしれないので…
標識灯・尾灯のLED化は昨年9月上旬に行われており、今回のリニューアルによって交換されたわけではありません。