現在国内では踏切の新設が厳しく制限されています。
自動車や人との衝突事故が発生する危険性が高い箇所であり、列車本数や交通量が増えるラッシュ時間帯には「開かずの踏切」状態となり渋滞が発生しやすくなるなど、さまざまな理由によるものです。
しかし、粟生線では2006年から踏切を新設する工事が始まりました。
それが三木・大村間にある平田踏切です。
2006年から2011年にかけて県道23号三木宍粟線(旧国道175号・ホームセンターナンバやダイハツがある交差点)と市道府内大村線(を結ぶ交差点ほっともっとがある交差点)を結ぶ市道高木平田線を新設する工事が行われました。
この道路は粟生線を横切るため踏切の新設が必要となった、というわけです。
道路の必要性が高かったため踏切の新設が認可されたのでしょうか。
2012年に道路が開通すると同時にこの踏切も供用開始し、現在に至ります。
三木市では前市長時代に山陽自動車道三木SA北側に大型商業施設を建設することが決まり、この道路がそのアクセス路線になるのでは?と考えられてきましたが、新市長就任直後に計画の見直しが始まりました。そして今年3月ついに建設が断念されました。
この踏切を新設するにあたって三木・大村間では粟生線も線形を変更する工事が行われ、これも長期間続く大掛かりなものとなりました。
このあたりの道路・踏切新設に関する資料はネットにも転がっていたりするので興味を持った方は調べてみてはいかがでしょうか。すでに消えてしまっているデータもあるのでその点だけは要注意です。
新しい踏切ということで他の踏切との相違点も多くて楽しいですよ‼
平田踏切(粟55)
第1種甲踏切
三木駅・大村駅下車徒歩10分
2018.06.15